アメリカプロバスケットボールリーグ「NBA」でロサンゼルスレイカーズがリーグトップタイに並ぶ17回目の優勝を果たしました。
レイカーズはファイナルでマイアミヒートを4勝2敗で下し、10年ぶりのNBAチャンピオンとなりました。
今年の1月26日にレイカーズのレジェンドであるコービーブライアント氏がヘリコプターの墜落事故で亡くなっています。
そのコービー氏に捧げる優勝となりました。
今回のヒートとの2019-20-のファイナルはどのようなシリーズだったのか見てみましょう。
スポンサーリンク
レイカーズ vs ヒートのファイナル第1戦
レイカーズとヒートのファイナル第1戦について見てみましょう。
序盤こそヒートが10点差もリードしていますが、1Qの後半にKCPやレブロンの攻撃で点差を縮め、カルーソがスリーポイントで逆転をして2Qを迎えています。
レイカーズはオフェンス、ディフェンス共によく機能していて点差が広がっていきました。
ヒートにとって痛手となったのが、ポイントガードのドラギッチとインサイドの要であるアデバヨが負傷してしまったことです。
流れが悪い中2人の穴を埋められず、レイカーズの勝利となりました。
レイカーズ 116-98 ヒート
2019-20ファイナル第2戦
レイカーズの1勝で迎えた第2戦を見ていきましょう。
この2戦目もドラギッチとアデバヨが出場出来ず、レイカーズがディフェンスから速攻を出せる展開になりました。
またヒートのゾーンディフェンスをレブロン、ロンドを中心にゾーンアタックを成功していきます。
パスとシュートのどちらもトップレベルのレブロンがハイポストに立ってゲームをコントロールするのはとても恐ろしいですよね。
ADやハワードのリバウンドがかなり取れていたため逃げ切りに成功していますね。
レイカーズ 124-114 ヒート
スポンサーリンク
2019-20ファイナル第3戦
この試合ヒートはマンツーマン主体のディフェンスでした。
レイカーズはADのファウルトラブルやターンオーバーが見られた試合になりました。
また試合終盤にはバトラーが移籍1年目ながらエースとして奮起してレイカーズを引き離していく展開になっています。
ディフェンスが上手い選手が揃っていながらバトラーを止められなかったのが敗因の1つでしょう。
ちなみにバトラーはトリプルダブルを達成していて勝利の立役者となりました。
レイカーズ 104-115 ヒート
2019-20ファイナル第4戦
レイカーズの2勝1敗として迎えた第4戦を見ていきましょう。
この試合ではヒートのアデバヨが怪我から復帰してきました。
バトラーとアデバヨを中心に攻めてくる中、2ポゼッション差程度でゲームが推移していました。
ADが4Q終盤でビッグスリーを成功させて試合を勝利づけました。
点差が広がらず、これまでで1番ファイナルらしい展開だったのではないでしょうか。
レイカーズ102-96 ヒート
スポンサーリンク
2019-20ファイナル第5戦
レイカーズが3勝1敗の王手で迎えた第5戦。
マンバユニフォームと呼ばれる黒をベースとしたユニフォームで試合に挑んでいます。
マンバユニフォームを着用した今シーズンのプレイオフでは負けがありません。
ADが足を負傷したこともあり、万全の状態とは言えませんでした。
またこの試合ではバトラーが最高の働きをしてヒートが勝利をもぎ取りました。
バトラーはファイナル2度目のトリプルダブルを達成。
レイカーズ 108-111 ヒート
2019-20NBAファイナル第6戦
それではレイカーズが3勝2敗とした第6戦を見ていきましょう。
白色のユニフォームに戻したレイカーズ。
この試合にはポイントガードのドラギッチも途中出場で戻ってきています。
これまでのプレイオフで満身創痍でプレーしてきたバトラーや経験の浅い選手たち。
選手層が厚く、経験豊富な選手たちが多いレイカーズの前に力尽きる形となりました。
レブロンは35歳と言う年齢ながら衰えを見せず、シリーズと通して最高のパフォーマンスを見せましたね。
レイカーズ 106-93 ヒート
スポンサーリンク
ファイナルMVPはレブロンジェームズ
今季はアンソニーデイビス(AD)を獲得し、攻撃の1stオプションとしてプレーしていましたが、勝負どころではレブロンの1on1を多くメインオプションとして設定していました。
優勝を決めた第6戦では、28得点、14リバウンド、10アシストとトリプルダブルを達成してファイナルMVPに選ばれました。
ファイナルを通して安定したプレーを見せていたレブロンなので当然のことでしょう。
シーズンMVPでの投票結果に納得していなかったレブロンですが、自分が「キング」だと証明しましたね。